2014-01-01から1年間の記事一覧

初ロシア – Voyage en Russie

10月末から2週間の間、ロシアのカザンで過ごしてきた。共同研究のために友達の研究室を訪ねて、国際シンポジウムで発表をしてきた。カザン大学は1804に創立された伝統のある大学で、メインの白い建物の柱の列が印象的だった。大学の前にロシアで唯一のレ…

水辺の生き物たち – Les habitants des lieux humides

春のフランス帰省に話がさかのぼる。実家の周辺の森で懐かしい散歩コースを歩いた。あそこの林床はいつも湿っぽく、雨がまったく降らないあの時期でも、沢沿いに泥っぽい地面が広がっていて、道沿いに水溜まりがたくさん残っていた。 L’histoire remonte à m…

皆既月食 – L’éclipse de lune

今夜は皆既月食だった。いつ見てもおもしろい現象だね。今回は19時ぐらいだったので、観察しやすかった。明るくて真ん丸とした満月は徐々に欠けていって、明度も落ちた。 Ce soir, c’était une éclipse totale de lune. A chaque fois que j’observe ce ph…

岩手への旅 – Voyage à IWATE

今週の休暇を利用して、岩手に行ってきた。元々の目的は伝統的な南部鉄瓶を買うためだったが、ついでに盛岡の観光をしてきた。観光名所の石割桜はとても美しかった。岩の上に育った桜の木の根っこが成長して、徐々に岩をまっ二つに割ってしまったという面白…

蛍の観察 – Les lucioles

今年も例年通りつくば山麓で蛍を見に行ってきた。暗くなって、8時頃から次々と蛍たちが光りはじめた。田んぼや水路沿いに蛍たちの黄緑光が幻想的なスペクタクルを織りなす。メスは草の中に光りながらジーッとオスが来るのを待っている。オスは光りながら飛…

ヴォージュ山脈を越えて – Par delà les Vosges

実家にいる間、近くの観光地に行ったりして、今年はあんまり遠くへ出掛けなかった。一番遠いところ、ヴォージュ山脈を越えて、隣りのアルザス地方まで行ってきた。ヴォージュ山脈は結構好きだ。深い森に覆われた美しく低い山なんだ。ニデック渓谷でちょっと…

ロレーヌ地方 – La Lorraine

今年もフランスの実家へ帰省してきた。実家はロレーヌ地方にあって、とても懐かしくて、のどかな田舎だ。周辺の風景はなだらかな丘が多く、決して平らな場所ではない。ヴォージュ山脈が隆起した時に周りの地層が崩れて、たくさんの丘と高原ができたわけだ。…

春の筑波山 – Printemps au Mt TSUKUBA

最近は全然登山していなかったので、久し振りに山に登りたくなってきた。今週末は天気よかったし、近場の筑波山にいってきた。体力はそんなに落ちてなかったみたい。空気は霞んでいたけど、上からの眺めは結構開放感があった。この感覚は久し振りだった。山…

ブルターニュ地方にて – En Bretagne

国際シンポジウムに参加するためにフランスのブルターニュ地方の南にあるポルニシェという町に来た。大西洋側のリゾート地で、海岸と浜辺は美しかった。シンポジウムの間にちょっとした遠足があって、隣町のゲランドに行ってきた。ゲランドは昔から塩の生産…

鳥取砂丘 – Les dunes de TOTTORI

今週末は会議に出席するために鳥取大学に出張してきた。帰りの途中にあの有名な鳥取砂丘を見に行ってきた。思ったより小さかったけど、じゅうぶん雄大な景色だった。砂丘の表面に美しい風紋が現れていた。そこには砂に適応した独特な生態系が成り立っていた…

雪景色のつくば – Tsukuba sous la neige

つくば市は太平洋側にあり、基本的に冬は寒くて乾燥している。雪が降っても、せいぜい数センチで、次の日はもう溶けている。しかし、今年の2月は例外で、何度も雪が降って、何十年もの積雪の記録を更新した。雪が積もる田舎道で散歩するのは結構たのしかっ…